ホワイトハウスで開かれた「女性の健康」会議に、女性が一人も出席せず

2017年3月24日、ホワイトハウスで「女性の健康」に関する会議が開かれました。
しかし、出席者の写真には女性が一人も写っていません。
会議には当時のマイク・ペンス副大統領と、下院共和党の「フリーダム・コーカス」メンバーらが参加し、主な議題は「アメリカ医療制度改革法案（American Health Care Act）」における出産医療や生殖医療への影響でした。

女性の問題を、男性だけで議論
女性の健康や権利に直結するテーマにもかかわらず、当事者である女性の声がまったく反映されていないこの状況は、国内外で大きな批判を呼びました。
「女性の人生を左右する議論が、なぜ女性抜きで進められるのか？」という疑問が、SNSを中心に広がりました。

この出来事は、「見た目の問題」だけではなく、意思決定の場における女性の排除という深刻な課題を浮き彫りにしました。
社会的に重要なテーマほど、影響を受ける当事者の声が不可欠です。
真の前進は、影響を受ける人々が「議論の場に座り、意見を伝える」ことでしか実現しません。